前回ご説明させていただきました「住宅ファイル制度」、取引には直接関係のないあらゆるジャンルの専門家が、中古住宅を調査し「住宅ファイル報告書」と呼ばれる資料を作成。
そうする事で、買主様が安心して中古住宅を購入できるようになる。
買主様の安心によって、売主様が中古住宅を売りやすくなる。これにより中古住宅市場の流通を活性化しようというのが目的でした。
今回はその「住宅ファイル制度の仕組み」について、少しですがご説明させていただきます。
■重要事項説明書と物件調査書
宅地建物取引業者が買主様に対し、契約上重要な事項を記載して買主様に説明し交付する書面、
これが重要事項説明書です。
重要事項説明書というのは、権利関係や対象不動産に係る法令上の制限など、また対象勝不動産の現在の状態や、
契約の条件などの事項が記載されています。
また重要事項説明書だけではわからない物件情報などは物件調査書としてご説明します。
■建物診断報告書
取引には関係のない、第三者である建築士(インスペクター)による建物診断で、建物の劣化状況・欠陥の有無・
改修するべき個所やその時期などを見極め告知やアドバイスを行います。
診断方法は基本目視で、屋根・外壁・傾き・小屋裏・床下などの劣化状態を診断する「一次診断」的な調査です。
また、構造上の主要な部分や雨水の侵入を防止する部分のコンディションを調査し、既存住宅瑕疵保険に加入できるか
否かの検査も行います。
■白アリ検査報告書
プロの防蟻業者(白アリの専門家)による床下検査を行います。
床下に侵入し、白アリの被害や浸水などを調査します。調査の結果、被害がない場合やリスクが低いと判断された場合
には、白アリの1年保証を受けることができます。
■住宅価格調査報告書
不動産鑑定士による住宅の価格調査を行います。
「重要事項説明書・物件調査書」「建物診断報告書」「白アリ検査報告書」をもとに不動産鑑定士が住宅の価格調査を
行い、さまざまな方法で算定や査定がなされるため、価格の妥当性や不当な値引きなどを防止する事にも役立ちます。
以上4点がセットになったファイルを「住宅ファイル報告書」と呼びます。
この報告書の他にも、住宅ローンに関する相談、住宅履歴情報登録、アフター点検などが基本サービスになっていますので、買主様にとっては、従来よりも有利な条件で、安心して物件を購入できるようになった制度と言っても良いのではないでしょうか?
買主様だけではなく、売主様にも大きなメリットがあるのです。
従来の売却査定とは異なり、築年数が古いからと言うだけで価値が低くなるとは限りません。
十分な管理や修繕などが行われた物件には、きちんとした付加価値が情報提供され価格にも反映されるようになったのです。
このように、「住宅ファイル制度」によって中古物件について、より詳しい情報が買主様に提供され、今までなら知り得なかった部分がオープンになる事で、買主様にも売主様にもメリットがもたらされるのです。
本来、不動産取引で一番大切な事とは、売主様にも買主様にも適正であり安心で安全であることなのですから・・・
現在コムズホームでも、中古住宅をより価値のあるものとして適正な価格を算出し、買主様にも安心していただく事により売主様にも大変ご満足していただいております。
今後も、不動産の事ならコムズホームにおまかせ下さい!
全力でサポートさせていただきます!!
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