そろそろマイホームを持ちたいと思ったら、予算や立地とともにタイミングを考える人が多いでしょう。
不動産購入の際は子供が生まれる、子供が独立して夫婦のみになるなどの個人的状況のみならず、社会がどのような状況であるかも考慮すべきです。
この記事では、不動産購入のタイミングを個人と社会の両面から探ってみます。
個人的状況における不動産購入のタイミング
人生においての最高額の買い物と言っても良い、不動産購入のタイミングを個人的状況で考えてみます。
不動産購入のタイミングで多い個人的状況は、結婚や出産、子供の独立です。
結婚をきっかけに新しい家族で住む家を購入する場合のメリットの一つは、ローンを長く組めることではないでしょうか。
結婚の年齢は人それぞれですが、比較的若いうちにローンの支払いが始まる人が多いので、定年を迎えるころには完済できます。
しかし転勤がある場合は、期間限定で他人に貸すことも考えたほうが良いです。
また近々子供が生まれるので、子供部屋のあるマイホームを考えたいという人もいるでしょう。
その場合は子供のための施設が近くにあるか、周囲の状況が子育てに適しているかなど思案して不動産購入を考えることをおすすめします。
また、逆に子供が独立するので今住んでいる家を売却して、夫婦二人で住むのに適したマンションなどの不動産購入を考える人も多いものです。
そういったケースだと年齢によって支払い期間が短くなるため、ローン返済額を検討する必要があります。
社会的状況でも考える不動産購入のタイミング
不動産購入のタイミングは社会的状況にも左右されます。
たとえば2020年から続くコロナ禍は、地価が前年に比べ0.3%下がっているため、不動産購入に適した時期です。
住宅ローンにおいては低金利ですし、住宅価格も他の年度より安くなっています。
これから開催される東京オリンピック後に不動産購入を考える人もいるかもしれませんが、この下落が維持されるかわかりません。
ロンドンオリンピックを開催したイギリスのデータを見ると、オリンピック後の住宅価格は平均値になっています。
テレワークや巣ごもりで家にいることが多いコロナ禍の社会状況だからこそ、広くて居心地の良い家を求める人は多いものです。
そんな皆さまが不動産を購入するタイミングとして、コロナ禍の社会状況を利用するのも選択肢の一つでしょう。