SDGsが掲げる目標について、後半では先進国である日本にも密接な関係のあるものが多く登場します。
自治体や企業単位でも取り組むべき課題もあるため、SDGsの目標について確認していきましょう。
今回は、SDGsの目標の後半部分(9~17個目)についてご紹介していきます。
SDGsが掲げる目標について(9~17)
SDGsが掲げる目標のうち、9から17については次の通りです。
●産業と技術革新の基盤をつくろう
インフラ整備により、包括的で持続可能な産業化や技術革新の拡大を図ります。
●人や国の不平等をなくそう
国内および国家間の格差を是正するため、あらゆる人々の能力強化を促進します。
●住み続けられるまちづくりを
包括的かつ持続可能な都市化を促進し、すべての人々が適切・安全・安価な住宅や基本的なサービスを確保できるようにします。とくに脆弱な立場にある人々(女性・子ども・障害者・高齢者)に配慮し、公共交通機関などを拡充します。
●つくる責任 つかう責任
持続可能な消費と生産を確保し、天然資源の効率的な利用を達成します。
また廃棄物の発生防止や、削減、再生利用などを推進します。
●気候変動に具体的な対策を
気候変動の影響を軽減し、自然災害への適応能力を高めます。
そして気候変動の緩和、適応、影響軽減のための制度を改善します。
●海の豊かさを守ろう
海洋と海洋資源の持続可能な開発を保全します。
また海洋汚染を防止するとともに、生産的な海洋実現に向けて、生態系を回復するための取り組みを実施します。
●陸の豊かさを守ろう
陸上生態系の保護・回復および持続可能な利用を推進します。
森林減少や砂漠化を防ぎ、山地の生態系を強化して多様性の保全を実行します。
●平和と公正をすべての人に
平和で包括的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供します。
そしてあらゆるレベルにおいて、透明性の高い公共機関を発展させます。
●パートナーシップで目標を達成しよう
グローバル・パートナーシップを活性化し、持続可能な開発に向けた実施手段を強化します。資金、技術、貿易、体制面など、多角的に国際的な支援を強化して相互の持続的な発展を実現します。
日本におけるSDGsについて
日本については2016年より総理大臣が中心となって、「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部会合」が開催されています。
日本では地方創生や女性活躍推進、高齢化に関する課題などを中心に取り組んでいます。