そのため一度契約を締結すると、基本的には自分だけの都合で契約を解除することはできません。
ですが、どうしても契約を解除しなければいけなくなってしまう事もあります。
今回は、不動産契約の解除をテーマにさまざまな場合の契約解除をQ&A方式で説明させていただきます。
ぜひ、お役立ていただければ幸いです。
不動産の契約解除Ｑ&Ａ
Ｑ．住宅ローンが組めなくなってしまったので、契約を解除したい。
手付金はかえってきますか？
Ａ．買主様が銀行から融資をうけることを前提に、契約を締結する場合には必ず契約書の条項に、「ローン特約」を
入れておかなければなりません。
「ローン特約」とは、万一住宅ローンを組めなくても手付金を没収されたり、違約金を取られたりという事が
ないようにするためのものです。すなわち契約を白紙に戻すというものです。
仮に、「ローン特約」の記載がない契約を締結してしまった場合には、買主様は手付金の返還を求められないだけ
ではなく、仲介業者にも手数料を支払わなくてはなりません。
したがって、売買契約書に「ローン特約」の記載があるか必ず確認しましょう。
Ｑ．買い替えの予定だが、現在所有の不動産がなかなか売れない。
契約は白紙解約できますか？
Ａ．通常買い替えの場合は、売りを先行して購入資金を用意し、時間や資金などの余裕をもって買い替え物件を探すこと
が基本です。
しかし、とても気にいった物件があったため、それを先に契約して、後から所有の物件を売る、というケースもあり
ます。その場合は買い替えローンなどを組んだりして、不動産業者に売却するという方法をとれば資金的な心配は
なくなるでしょう。しかし、その場合売却価格が少し下がってしまうという理由から、不動産業者に仲介を依頼し
買主様を探すというケースが多いのです。
いずれにしても、買いを先行するとなると期限までに売却できなかったり、売却はできたものの資金が足りなかった
りという事になってしまう可能性もあります。そうなると、違約金などのトラブルになるという事態もありえます。
そのため、所有物件の売却代金を購入物件の資金にあてる場合には、契約書に「買い替え特約」を記載しておくよう
にしましょう。
「買い替え特約」とは、現在所有の物件が売れなかったときには、違約金などを支払う事のないように白紙解約でき
る。といった取り決めごとです。
よく契約書を確認し記載がない場合は申し入れるようにしてください。
まとめ
不動産契約というのは、非常に高額な取引になる事が多いので、わからない事などは担当の方になんでも質問するようにしてください！あとあと面倒なことにならないように納得してから契約を締結するようにしましょう。
コムズホームでは、不動産の購入や売却だけではなく、不動産に関するご質問なども受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。
全力でサポートさせていただきます。
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